資格を“肩書き”から“職業”へ変える第一歩

行政書士試験に合格した瞬間は、大きな達成感に包まれと思います。
しかし、合格証書を手にしただけでは、まだ「行政書士」として業務を始めることはできません。
実際に活動を始めるためには、行政書士登録という大切な手続きが必要です。

行政書士登録は、日本行政書士会連合会を通じて、所属する都道府県の行政書士会に申請します。
承認されると行政書士証票が交付されます。

登録を終えると、正式に「行政書士」として名乗ることができ、事務所の看板や名刺に肩書きを記載できます。
許認可申請の申請、外国人の在留手続きなど、幅広い業務に携わることが可能になります。
また、地域の行政書士会に所属することで、研修や交流を通じて仲間と学び合える環境も整います。

試験合格はゴールではなく、スタートラインに立つための条件です。
行政書士登録を経て初めて、資格が「肩書き」から「職業」へと変わります。
その瞬間には、試験合格とはまた違う感慨があり、地域社会に貢献する責任と期待を強く感じることでしょう。
行政書士登録は、資格を活かして社会に役立つ活動を始めるための第一歩です。
これから行政書士を目指す方にとって、登録の流れを知っておくことは大きな目標につながります。
合格後の道のりを見据え、準備を整えていきましょう。

2025年12月17日